はじめに

迷子になった犬が無事に飼い主のもとへ戻れるかどうかは、「身元を示す情報」があるかどうかに大きく左右されます。自治体への登録、鑑札・注射票の装着は法律で義務付けられており、愛犬を守る最も基本的な手段です。本記事では、迷子犬を減らすためのプロジェクトの背景と効果、そして安心ホルダーの活用法をご紹介します。

プロジェクトの背景と目的

動物保護団体ALIVE(全国動物保護活動団体連絡会)は、全国自治体へのアンケート調査を通じて、犬の登録率や装着率の低さを把握。特に小型犬では鑑札や注射票の装着率が低いことが判明しました。

また、迷子犬として行政に収容される犬の多くは、鑑札や注射票をつけていないために飼い主が特定できず、返還が難しい現状もあります。

そこで、ALIVEは「迷子犬を減らす」ことを目的としたプロジェクトを立ち上げ、視認性と利便性に優れた専用ホルダー「安心だワン!ホルダーセット」の配布を推進しています。

犬が収容されるということ

迷子の犬が保健所や動物愛護センターに収容された場合、定められた期間内(多くは3〜7日)に飼い主が現れなければ、譲渡対象になるか、最悪の場合、処分されることもあります。

「うちの子は逃げないから大丈夫」と思っていても、災害・事故・来客時のドアの開閉など、予期せぬタイミングで外に出てしまう可能性はあります。万が一に備え、日頃から確実な対策を講じることが大切です。

「安心だワン!ホルダーセット」とは

このセットは、鑑札・注射済票を簡単かつ確実に首輪に装着できる専用ホルダーと、その説明カード・リーフレットを含む3点セットです。

セット内容

使用説明書兼啓発リーフレット
 ホルダーの装着方法、狂犬病予防の重要性をわかりやすく説明しています。

迷子札&注射済票ホルダー
 ポケット型で、登録票や注射済票を内側に収納し、首輪に簡単に取り付け可能。デザイン特許取得済(第3135890号)。

迷子札カード
 飼い主の名前・連絡先を記入でき、ホルダーに一緒に収納することで、緊急時に役立ちます。

プロジェクトの効果

1. 教育現場での配布

夏場の動物愛護週間や学校での動物愛護教室などでホルダーを配布することで、啓発と装着率の向上を図っています。

2. 飼い主の意識向上

迷子札の装着によって、愛犬の安全性が高まるだけでなく、万が一の際の飼い主との再会の可能性も高まります。

3. 行政の負担軽減

保健所や動物管理センターでの再会率が向上することで、収容・譲渡・処分にかかる行政の負担も軽減できます。

4. 動物病院・自治体との連携

動物病院や行政窓口での配布や推奨を通じて、より多くの飼い主に周知・装着されるようになってきています。

まとめ

犬の登録、鑑札・注射票の装着は、法律上の義務であると同時に、愛犬を守る最も基本的な備えです。そして、それを日常的にしっかり行うための工夫として「安心だワン!ホルダーセット」は非常に有効なアイテムです。

犬を飼うすべての方に知ってほしいのは、「迷子になってからでは遅い」ということ。今できる備えで、愛犬の命を守りましょう。

参考

  • 一般社団法人ALIVE(全国動物保護活動団体連絡会)
  • 狂犬病予防法(厚生労働省)
  • 各自治体の動物管理センター情報
About Purchase

ご購入について

 迷子札&注射済票ホルダー「安心だワン!ホルダー」のご購入方法は個数によって異なります。

100個未満のご購入
5個単位で購入可能
  • オンラインショップでお買い求めいただけます。
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20%割引
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